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ROUND1 OKAYAMA GT 300KM RACE

第1戦 岡山国際サーキット

公式予選 4月13日(決勝レース 4月14日(

4月13、14日、岡山国際サーキットにおいて2019年SUPER GTシリーズの開幕戦となる「OKAYAMA GT300km RACE」が行われた。予選で3番手と好位置につけたチームクニミツのNo.1 RAYBRIG NSX-GTは、強い雨となった決勝でも勝負強さを披露。だが、思わぬアクシデントで勝機を失い、レースを終えている。

RACE

早い時点から、天気が下り坂で雨になると言われていた岡山戦。早朝こそ薄曇りだったが、サポートレースが始まる頃にはいきなり本格的な雨が降り出した。その後、一旦雨は弱まったものの、決勝直前のウォームアップ走行ではウエットタイヤを装着しての最終確認となった。

ついに迎えた今シーズン最初の決戦。午後2時30分、強い雨の中、レースはセーフティカー先導によるスタートへと変更され、4周目から実質レースが幕を開けた。No.1 RAYBRIG NSX-GTには山本選手が乗り込み、早速、前の車両を攻略。予選2番手の12号車GT-Rに迫り、バックストレートエンドで逆転に成功する。その勢いでトップの23号車GT-Rを追ったが、同じ頃、GT300の2台の接触が原因でセーフティカーがコースイン。11周からレースが再開した。すると、山本選手は狙いを定めたかのように、前の23号車を1コーナー先で鮮やかにパス。トップに立つと後続を引き離す走りを見せ、翌周には2位との差を2秒1とした。だが、13周目、モスエスでGT300車両による多重クラッシュが発生。これを受け、レースは14周目に赤旗中断となる。再開は午後3時40分、しばしセーフティカー先導の形で周回が続き、20周目から再びレースペースへと切り替わった。

すると、激しい雨の中、逃げる山本選手の背後に17号車NSX-GTが近づき、23周目にはその差が0.254秒という緊迫の状況となる。そして迎えた24周目の1コーナー、テール・トゥ・ノーズとなった2台がまさかの接触。止まりきれなかったのか、17号車がNo.1 RAYBRIG NSX-GTのリヤに追突。挙動が乱れてアウト側のグラベルへとはじき出され、全てが水泡に帰してしまう。レースも再びSCが導入され、また、別の車両がクラッシュするなど実に荒れた展開になる大混乱。さらに雨脚が強まったことを受け、32周走行時に2度目となる赤旗が提示された。

この時点ですでにスタートからおよそ2時間が経過しており、また、天候の回復は見込めないことからレースはこの赤旗中断をもって終了という判断が下される。グラベルから復帰を果たしたものの、1周遅れという厳しい条件下でレースを続けていたNo.1 RAYBRIG NSX-GTにとっては、まさに言葉にできないほどの悔しさだけが残る開幕戦となってしまっただけに、第2戦富士ではその思いを払拭する力走を見せてくれるに違いない。

◎高橋国光総監督 あってはならない出来事でした。心配していたことが現実に起こってしまった、という思いです。レースなのでいろいろなことが起こりますが、大変残念な結果になりました。開幕戦を楽しみにしてくださっていたお客さんにも申し訳ない気持ちです。今後も皆さんの声援を励みに、いい戦いをして参ります。
◎山本尚貴選手 オフのテストでは原因不明の不調に悩まされましたが、そこからチームとホンダの努力で、今週末は本来のパフォーマンスを発揮することができました。レースは序盤思い描いていた通りの展開に持ち込めたのですが17号車との接触は残念でした。ホンダにとってもチームにとっても大きな損失でしたが、これを糧に次はさらにいい戦いができるように再びJBとチームとともに頑張ります。

悪天候の中、観戦してくださった皆さん、応援してくださった皆さんに感謝申し上げます。
◎小島一浩監督 実にもったいないレースになってしまいました。惜しいレースを落としてしまい、大変残念です。その一方で、ドライバーや関わるスタッフの安全面を考慮し、なるべく迅速にレース中断の判断を下して頂きたかったという思いもありますね。接触後、レースに復帰した時点ですでに1ラップダウンとなり、車両のダメージも考えて伊与木エンジニア共々、リタイヤ選択が一瞬脳裏をよぎりました。しかしながら、山本選手がグラベルからホームストレートに戻って来た際に観客のみなさんが一斉に拍手してくださって…。エンジン等にダメージが見られない限り、可能性を信じてレースを続行しようと判断しました。かなりショックなアクシデントでしたが、観客のみなさんに救われました。
qualifying

今シーズンも昨年同様、山本尚貴、ジェンソン・バトン両選手による参戦となったチームクニミツ。ディフェンディングチャンピオンに与えられた”ゼッケン1”が記されたRAYBRIG NSX-GTを駆り、タイトル防衛に挑む。予選日を迎えた岡山は薄曇りながら晴れの天気。まず、午前8時50分から公式練習が始まった。

気温10度、路面温度14度とこの季節としてはやや肌寒い天候の中、まず山本選手がコースイン。持ち込みのセットを確認するため周回を重ねる。およそ1時間後にはバトン選手へスイッチ、GT300クラスとの混走時間終了までドライブを続けた。GT300専有走行を挟み、GT500専有走行が午後10時25分からスタート。今回はまずバトン選手が先にステアリングを握り、アタックシミュレーションを行う。結果、刻んだ1分17秒779はコースレコード更新の好タイムとなっただけでなく、このセッションでのトップタイムとなった。

午後に入るとしばし日が差して穏やかな天候になったが、ノックアウト予選を迎える頃には急に曇り空が広がり、アタックするには思いのほか気温・路面温度が下がってしまう。一方、セッションは午後3時18分にスタート。Q1を担当したバトン選手は計測5周目に1分17秒611をマークし、5番手でQ1突破を果たした。続くQ2は午後4時前にスタート。この時、チームはコースが短く抜きどころの少ない岡山のコースを考慮し、さらに決勝が雨の一戦になることも踏まえた上でNo.1 RAYBRIG NSX-GTにソフトタイヤ装着する戦略を採り、山本選手をコースへと送り出す。山本選手は丁寧にタイヤを温め、満を持してアタック。コースレコードを更新する1分16秒950をマークしてトップに躍り出た。惜しくも、その後、2台のGT-Rがこのタイムを上回ったことから3番手の結果に終わったが、決勝に向けて幸先良いスタートが切れた予選日となった。

新シーズン開幕! 岡山での快走を狙う!



寒暖の差が激しい日々も減り、すっかり春本番となる中、心待ちだった2019年のSUPER GTシリーズが幕を開ける。昨シーズン、激しいタイトル争いの末に栄冠をつかんだチームクニミツは、気持も新たに再びハードな戦いへと身を投じる。

ディフェンディングチャンピオンの証であるゼッケン1を纏うRAYBRIG NSX-GTをドライブするのは、山本尚貴、ジェンソン・バトン両選手。タフな戦いを経験したふたりのコンビネーションはさらに強化され、またチームとしてのモチベーションもより上昇しているのは明らかなだけに、今シーズンの躍進に期待がかかる。

シーズンオフの間は、マレーシア・セパンサーキットをはじめ、国内のサーキットで数多くのテストを繰り返し、データ収集に勤しんできた。その中でトライ&エラーを恐れることなく走行を重ね、シーズンに向けて粘り強く戦う準備をし、開幕後は、毎戦いかなる状況下でも着実かつ全力を尽くすことを念頭に挑むことになる。

タイトル争いという大きなチャレンジから得た経験値を活かし、まずはチームとしても相性の良い初戦の岡山大会で充実した戦いを見せ、いいスタートを切るのが第一の目標だ。

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